書評者と著者と読者の本屋「松原商會」@PASSAGE by ALL REVIEWS のBlog

社会経済学者・松原隆一郎(放送大学教授、東京大学名誉教授)と丁稚が営む、書評と書評された本と読者をつなぐ一棚書店

# 2 松原商會の船出まで その1

色を塗るなら絵の具が必要。丁稚はずっと絵の具を買ってみたかった銀座の月光荘さんにはりきって出かけました。店員さんにこの會長顔(画・ラズウェル細木さん)を見せながら選んだ絵の具と筆とパレットで、會長の写真を見ながら実際に持っている服の色に合わせて塗り塗り。



書評者と著者と読者の本屋「松原商會」のBlog  #2

松原商會はどんな本屋さんになるか

松原商會はどんな本屋さんになるか。丁稚は、次の2つの要素が入った活動をいろいろためしてみたいと考えました。


①小さな棚だからできること

②長年、書評を書き続けている松原隆一郎の「本のセレクト眼」と「読み方」を、棚に置く本を通して、一般の方々とシェアして、「書評を通した双方向コミュニケーション」の場をつくる。

 

この考えを松原隆一郎會長にプレゼンすると、「いいですね。自由に企画してください。」と寛大な返事が。「自由」がうれしくてやる気倍増した丁稚は、さっそく會長に提案しました。

 

丁稚「毎月テーマを決めて、テーマに沿った本を會長にセレクトしていただき、棚で売っていきましょう!毎月3~5冊というかんじでしょうか。」

會長「いいんじゃないですか。」

 

このときの丁稚の読みは間違っていたことが、のちにわかることになります。

 

(なお、松原商會は完全リモート制なので、會長と丁稚のやりとりはすべてメールです。)

松原商會、船出のテーマ

さっそく、最初のテーマを會長に相談しました。

 

會長「初回は、松原商會の自己紹介になるテーマにしましょう。店名の由来をみなさんにお伝えすべきです。ですので、『頼介伝』を軸に。」

 

丁稚も完全同意でしたので、松原商會の最初のテーマは、會長によるこちらになりました。

「大正、戦前戦中、戦後と『松原頼介が見た日本経済』」

 

開店初日の松原商會の店構えの写真です。POPに、會長が手書きで挨拶文を書いてくれました。

 

ぜひ、写真を拡大して、會長の挨拶文を読んでいただけたらうれしいです。

とはいえ、なかなか見えづらいと思いますので、以下、書き起こしますね。

松原商會開店します

松原商會はフィリピン農場経営を断念した祖父・頼介が、神戸の東出町で起業した帆布会社です。その商号を借り、3週間ごとにテーマを変えて、数冊をオススメします。
今回は『頼介伝』(苦楽堂、2017)より、大正、戦前戦中、戦後と「松原頼介が見た日本経済」関連本をお届けします。
詳細はTwitter @MATSUBARAandCoにて

 

下のQRコードは松原商會のTwitterにとびます。

twitter.com

右の囲みの中は丁稚が以下の内容を書いてます。

1.品切れの本のご注文はツイッターのDMでお受け致します。


2.ご購入いただいた方はレシートを保管してください。會長とのさまざまな催しへのチケットになります。

 

2.に書いた「さまざまな催し」とは、會長との読書会や、會長が荻窪で開いている格闘技教室「大道塾 松原ビジネスマンクラス」の体験&飲み会などを考えていました。

dragon-media.jp

棚に置く本は、『頼介伝』とその関連本です。

写真を見て、なぜ『細雪』や『華麗なる一族』が棚に置いてあるのか不思議に思われるのではないでしょうか。

次回、ご説明します!