ご挨拶と自己紹介
みなさま、こんにちは。松原商會と申します。
松原商會は、「書評者と、書評された本の著者と、読者をつなぐ本屋」です。東京の神田神保町にある、鹿島茂さん(フランス文学者)プロデュースのシェア型書店「PASSAGE by ALL REVIEWS」の、入ってすぐ右の目線からちょっと上あたりの棚に店を構えています。
店主は、松原商會會長・松原隆一郎(社会経済学者、放送大学教授、東京大学名誉教授)。
こんな顔です。
創業は2022年2月末。「PASSAGE by ALL REVIEWS」のオープンと同時に開業しました。
店は、松原隆一郎會長と「丁稚」の二人できりもりしています。
このブログは丁稚が投稿してまいります。これからよろしくお願いいたします。
シェア型書店「PASSAGE by ALL REVIEWS」について
「シェア型書店」とは、本棚の棚を一つ単位で借りて誰でも本屋を営むことができる新しい形の本屋です。近年増えています。店の本棚の一つ一つが個人書店になっていて、個人書店の集合マンションのようなかんじです。
「PASSAGE by ALL REVIEWS」は、鹿島さんがオーナーの書評アーカイブサイト 「ALL REVIEWS」が母体になっているので、一般公募で棚を持っている人たちとともに、「ALL REVIEWS」に書評を掲載している大学教授、作家、書評家なども棚を持ち、自著や蔵書を売っているのが特徴です。
そうした書評家棚の一つを、長年、新聞や雑誌で書評を書き続けている松原隆一郎會長も持たせていただいたことが、「松原商會」創業のきっかけです。
(「PASSAGE」について詳しく知りたい方は、鹿島さんと、店主の由井さん のインタビュー記事があるのでご覧ください。)
「松原商會」という屋号の由来
「松原商會」という屋号は、松原會長の祖父・頼介(らいすけ)が1922年に神戸の東出町で起業した帆布会社の名前からとりました。
なぜこの名前を使おうと思ったかについては、松原隆一郎會長が、とあるきっかけから、頼介の人生について手がかりゼロから取材を重ね、調べまくり、書き上げた『頼介伝』(2018苦楽堂)を読んでいただけると、おわかりになっていただけるかと思います。
頼介は不屈の起業家魂を持った「無名の起業家」でした。頼介の、国が戦争をしようが経済がどん底になろうがへこたれない起業家魂が、松原商會の社是です。
では、松原商會はどんな商いを始めたか。
次回、ご紹介したいと思います。
丁稚はブログを書くのは初めてで、不慣れなことがたくさんあるかと思いますが、あたたかく見守っていただけると幸いです。
このブログを通して、いろんな方々と一緒に、「書評家と、書評された本の著者と、読者をつなぐ」いろんなことをやっていきたいな、と思っています。
どうぞよろしくお願いいたします!
松原商會 丁稚